Antiquity in my Closet

我が子と近所に保存してある機関車をみていたら、幼少の頃父に買ってもらった鉄道模型を思い出し、40過ぎから模型工作を始めてみました。「鉄ちゃん」のイメージから、なんとなく家族には言えず、押入れの中にひっそりと・・・幼少のころ父とみた古の機関車の記憶。

路線バスと夜汽車の旅。山線H100系「DECMO」。

 今年の春から山線が通るこの町のJRの気動車は、側面に「DECMO」と書かれた銀色車体の緑と黄、黒の模様の車両に代わりました。H100系という電気式気動車だそうです。電気式気動車とは何でしょうか?「自車に搭載したディーゼルエンジン等の内燃機関(ICE)で発電機を駆動し、その発生電力で台車の電動機を駆動して走行する気動車である。(Wikiより)」電気式気動車は昭和初期からあったそうですが、当時は重量や性能の面から普及しなかったようですが、今の時代になってそれらを技術で補う事ができ、且つメリットがあるということなのでしょう。デザインには賛否があると思いますが、見た目もなんともスマートです。私は子のスマートすぎる今の鉄道車両は機械っぽさが無くてあまり興味がわかないのでH100系の記述はここまでとなります。

H100系DECMO

 この夏、ちょうど函館に行く用事があり、その帰り道、節約の目的と新型コロナの三密を避ける目的で、函館~長万部は路線バス、長万部~我が町の山線区間はJR(普通列車・・・しかありません。)を利用してみました。その際にちょうどこのDECMOに乗ることができました。
 
 バス旅は久しぶりです。しかも路線バス。函館バスの310・311系統です。各バス停で人がぽつりぽつりと乗ったり降りたり。函館市内を過ぎると、ほとんどの間、乗車している人は2・3人です。函館駅前から長万部駅前まで、通して乗っていたのは私だけでした。途中の森駅前のバス停では運転手さんも10分くらいの休憩時間。止まっているバスからは森駅に停車するキハ40やいかめしの販売店が見えました。ちょっと降りて自販機でジュースを買ったり。七飯から森町あたりではアジア系の人が乗り降りしてました。観光客ではなく、住んでいるみたい。このあたりで働いているのかな。のんびりとしたバスの旅でした。

森駅でキハ40

森駅のいかめし屋さん

 長万部駅からは普通列車です。夜の列車だったので乗っている人は5人くらい。久しぶり何年ぶりの夜汽車の旅でしょうか。そして新型の電気式気動車。そういえばエンジン音も静かだったような・・・。車いす用のトイレスペースも広々と取っていましたね。昔の気動車に比べて座席数は随分少なくなった感じがしましたが、時代のニーズなのでしょう。夜汽車の眠気を誘う空気感に負けないよう田舎の車窓風景を眺めますが、ほとんど真っ暗であまり意味がありません。それでも何とか降りる駅を過ぎることなく無事家路につくことができました。

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H100系DECMOとキハ40 長万部駅にて

H100系室内-1

 翌朝、いつものように仕事に向かう自転車から、定刻通り走っていくDECMOを見送ります。私も定刻通りの自転車通勤。久しぶりに乗った夜汽車。昨日はありがとうございました。

H100系DECMO 朝の山線

H100系DECMO 朝の山線-2