Antiquity in my Closet

我が子と近所に保存してある機関車をみていたら、幼少の頃父に買ってもらった鉄道模型を思い出し、40過ぎから模型工作を始めてみました。「鉄ちゃん」のイメージから、なんとなく家族には言えず、押入れの中にひっそりと・・・幼少のころ父とみた古の機関車の記憶。

スハ45 33(マイクロエース 急行ニセコバラシの1両)

 こちらはスハ45 33、 マイクロエース スハ45系急行「ニセコ」セットのばらし品です。1両ばらしのジャンク品で、数百円だったのでつい手が出て購入してしまったものです。スハ45は優等列車向けのスハ43を基本構成に、北海道向けに二重窓、歯車式車軸発電機装備、大型蓄電池箱など寒地仕様を導入した車両です。1952年から1954年にかけて53両が製造されました。優等列車だけでなく普通列車にも使用されていたようです。とりわけこの車両を用いた編成では急行「ニセコ」が有名なのは言うまでもありません。

スハ45 33 マイクロエース ニセコ-1

マイクロのスハ45は青サッシです。側面ドアはプレスタイプですが、実車はHゴム窓のあるタイプみたいですね。Hゴム窓ドアのパーツは数社から出てそうなので変えてもいいのですが、そのうちですね。 ↓はTOMIX用ですね。

 床下に歯車式車軸発電機を表現しているようなのですが、ん?という感じ。KATOのように台車側についていればより良い感じがするのですが。また、蓄電池箱はマイクロエースは通常のままとされており大型化されていないようです。

スハ45 33 マイクロエース ニセコ-2

色々なところが残念なマイクロエースのスハ45ですが、旧型客車の雰囲気だけいただきます。
スハ45 33は、1968年、1974年の北海道内客車配置表を参照すると、この当時は函館運転所にいたようですね。しかし、1985年の配置表ではどこにも見つけられませんでした。この間に廃車になったのでしょうか。

まだ子供の頃に乗った思い出深い旧型客車。このレトロ感がいいです。

 

↓はKATO製のニセコセット。セットで買うなら間違いなくこっちですね。