Antiquity in my Closet

我が子と近所に保存してある機関車をみていたら、幼少の頃父に買ってもらった鉄道模型を思い出し、40過ぎから模型工作を始めてみました。「鉄ちゃん」のイメージから、なんとなく家族には言えず、押入れの中にひっそりと・・・幼少のころ父とみた古の機関車の記憶。

マイクロエースのD52 468号機ディテールアップ2 -前面・非公式側

 D52 468号機の加工、少しだけ進めました。とはいえほんの少しだけです。夏場、例年は模型工作の時間があるのですが、今年は別の趣味がすこし忙しく、あまり作業を進めることができませんでした。

 今回は主にD52 468号機の前面を弄りました。

D52468 マイクロエース 前面

 マイクロエースのD52は全体のプロポーションマイクロエースにしては比較的良いという評判ですが、細かなディテールとなると、おもちゃ的で実機とはかなり違います。

 まず、解放テコ。D52の解放テコはもっと巾が狭いです。ということで解放テコ作り直し。何か流用できるパーツがないかと調べてみたのですが、見つからず、真鍮線で作ることにしました。解放テコを留める留め具は配管留め用の割りピンをそれらしく付けてみました。

 マイクロのD52の端梁は一般的な蒸気のように、機関車の車幅と同じ長さで付いています。
五稜郭機関区所属のD52は端梁が少し短いようです。これは元の端梁をカッターで切り取りヤスリで成形しました。デフの手すりを削ってしまわないよう注意が必要です。

 D52 468は当区の他の蒸気たちと同様、冬仕様にしますので、スノープロウを取り付けます。こちらは、手持ちで余っていた、ステップと一体型のスノープロウを付けました。D52のステップは次で述べますが向きが異なります。従って別のものを付ける必要があるため削り取っています。

 端梁に付くステップです。マイクロエースのD52にはステップが付いていません。結構目立つディテールだと思うのですが・・・。D52のステップは端梁の前側にステップの踏板がくるように付いています。銀河モデルのステップを使いましたが、スノープロウと干渉してしまい、少し曲がって付いてしまった感があります。要改善。

 マイクロエースの蒸気全般にそうですが、煙室扉の周囲の円形の手すりの留め具が大きい件。留め具を削ってみました。塗装後にどんな感じに見えるか。

 マイクロのD52のシンダー除けは、シンダー除けの端部に何もないのですが、D52 468のシンダー除けは両サイドが立っている(という表現で伝わるでしょうか)ので、それをエッジングパーツの切れ端から作って貼ってみました。

 エアホースを取り付けます。これは銀河モデルのパーツです。

 前面は現状このくらいにしました。

D52 468 前面のディテールアップ D52の顔

D52 468 前面ディテールアップ 斜め上から

 非公式側の側面も少し。非公式側ランボード下に付いているオイルポンプ箱です。元のモールドが貧弱で残念な感じだったので、思い切って切り取り、余っていた銀河モデルのパーツを付けました。やっぱりいい感じになります。
これと同じように、ATS発電機も。こちらも銀河モデルの手持ちのパーツがあったので、元のモールドを切り取り、新たに付けています。元のATS発電機は位置もちょっと違っていたようなので。

 また、北海道形ではおなじみのドーム前の手すりを付けています。これは銀河モデルのD51用の余りです。D52468のものはもう少し小さめだったような感じと曲線が長く立ち上がり部分が短い感じがしますが、とりあえず雰囲気出たので良しとします。もう1つ、非公式側の配管(通風管)を追加しています。真鍮線で形を作って貼っています。要所を割ピンで固定しています。

D52 468 非公式側ディテールアップ 斜めから

D52 468 非公式側のディテールアップ 真横から


 とりあえず、ザっとこんなところです。次の作業がいつできるか、別の趣味が忙しく、目途が立ちません。D52 468の工作は長期戦となる事間違いなしです。