Antiquity in my Closet

我が子と近所に保存してある機関車をみていたら、幼少の頃父に買ってもらった鉄道模型を思い出し、40過ぎから模型工作を始めてみました。「鉄ちゃん」のイメージから、なんとなく家族には言えず、押入れの中にひっそりと・・・幼少のころ父とみた古の機関車の記憶。

「特急ニセコ」を見て想う

ここ函館本線山線では、毎年秋に臨時の「特急ニセコ」が運行されます。今年も9月数日限定で「特急ニセコ」が走りました。

特急ニセコ ノースレインボーエクスプレス

 今年はJR北海道ノースレインボーエクスプレスが使われたこともあり、沿線ではカメラを抱え特急ニセコを撮る人がたくさんいましたね。

特急ニセコ ノースレインボーエクスプレス 倶知安駅

特急ニセコ ノースレインボーエクスプレス 函館行き  

 数年前までは、秋のニセコの鉄道の風物詩といえば、SLニセコ号でした。その頃が懐かしく感じます。子供たちと倶知安から蘭越までの区間を乗ったりしました。子供たちはまだ幼稚園にも入る前の小さい頃だったのでその頃の事はあまり覚えていないようです。今年の「特急ニセコ」は倶知安からニセコまで、SLニセコ号の頃と同じように、子供たちと乗りました。皆小学生になったので、とても楽しんだ様子。色々な感想を聞くことができました。

C11 171 SLニセコ

 またC11171が山線を走る日は来るのでしょうか。新幹線が通ったら、在来線はどうなるのだろう。廃止になったら、C11171が山線を走る事はおろか、線路自体が無くなってしまう。ローカル線の悲しい現実が待っています。

H100系走るのどかな函館本線山線

 特急ニセコの運行が終わり、函館本線山線はまたローカル気動車だけの静かな路線に戻りました。SL全盛のころの「急行ニセコ」が走っていたころの山線とは比較にならないくらいの静かな路線。ノスタルジックな風景が失われていく現代。私の中で古き良き時代を象徴する蒸気機関車。せめて模型でSL全盛のころの機関車たちを残したいと改めて感じます。