「特急ニセコ」を見て想う
ここ函館本線山線では、毎年秋に臨時の「特急ニセコ」が運行されます。今年も9月数日限定で「特急ニセコ」が走りました。
今年はJR北海道のノースレインボーエクスプレスが使われたこともあり、沿線ではカメラを抱え特急ニセコを撮る人がたくさんいましたね。
数年前までは、秋のニセコの鉄道の風物詩といえば、SLニセコ号でした。その頃が懐かしく感じます。子供たちと倶知安から蘭越までの区間を乗ったりしました。子供たちはまだ幼稚園にも入る前の小さい頃だったのでその頃の事はあまり覚えていないようです。今年の「特急ニセコ」は倶知安からニセコまで、SLニセコ号の頃と同じように、子供たちと乗りました。皆小学生になったので、とても楽しんだ様子。色々な感想を聞くことができました。
またC11171が山線を走る日は来るのでしょうか。新幹線が通ったら、在来線はどうなるのだろう。廃止になったら、C11171が山線を走る事はおろか、線路自体が無くなってしまう。ローカル線の悲しい現実が待っています。
特急ニセコの運行が終わり、函館本線山線はまたローカル気動車だけの静かな路線に戻りました。SL全盛のころの「急行ニセコ」が走っていたころの山線とは比較にならないくらいの静かな路線。ノスタルジックな風景が失われていく現代。私の中で古き良き時代を象徴する蒸気機関車。せめて模型でSL全盛のころの機関車たちを残したいと改めて感じます。