Antiquity in my Closet

我が子と近所に保存してある機関車をみていたら、幼少の頃父に買ってもらった鉄道模型を思い出し、40過ぎから模型工作を始めてみました。「鉄ちゃん」のイメージから、なんとなく家族には言えず、押入れの中にひっそりと・・・幼少のころ父とみた古の機関車の記憶。

近所の保存蒸気機関車 79615

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40過ぎて蒸気機関車に再び惹かれた原因になった保存蒸気機関車です。子供たちとよく遊びにきました。15年くらい前はまだ2つあった前照灯。2つ目が今や片目になって痛々しい姿・・・の79615。

1924年川崎造船所兵庫工場で誕生した9600型の蒸気機関車です。追分、旭川、室蘭、ちょっとだけ海を渡り弘前、滝川、伊達紋別と転々とし、1967年から1973年まで倶知安に在籍した道内にゆかりの9600。1974年に廃車ののち、1975年からずっとこの場所でたくさんの子供たちを乗せています。

大正時代からの遺産の蒸気機関車79615。雪国の特徴の旋回窓には、改造前のレトロな窓の形もうっすらと残ります。

鉄道がまだアナログな機械だった当時の人間臭さが惹かれる理由なのかもしれません。