Antiquity in my Closet

我が子と近所に保存してある機関車をみていたら、幼少の頃父に買ってもらった鉄道模型を思い出し、40過ぎから模型工作を始めてみました。「鉄ちゃん」のイメージから、なんとなく家族には言えず、押入れの中にひっそりと・・・幼少のころ父とみた古の機関車の記憶。

北海道のD51ナメクジ保存機 札幌農試公園のD51 11号機

D51 11。

札幌の農試公園(農林省北海道農業試験場の跡地の公園)に静態保存されています。15年ほど前、数年札幌に住んでいたことがあるのに、ここにD51のナメクジ型がいたとは、全く知りませんでした。その当時は蒸気機関車への興味は0に等しいほど無かった時期でしたし、子供もいなかったので公園に遊びに行くという発想は無かった頃でしたから。

D51 11 -1

農試公園は札幌にある公園で、水場や自転車のコースなどもあり、夏の暑い日など子供を連れてきたら楽しく遊べそうです。その中にどんと構えているのがこのD51です。ナメクジ型を見るのは初めてでした。迫力があります。

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柵があるので運転台には入れないですし、機関車に触れることはできませんので、子供たちは多分パッと見て終わりでしょう。

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D51 11 -テンダーとのジョイント

D51 11号機は1936年川崎車輌兵庫工場生まれ。広島に配属後わずか1年で北海道に渡り、以後はずっと道内で活躍した機関車です。
北海道では追分、旭川を経て1943年から岩見沢機関区配属。その後1973年に廃車になるまで岩見沢で活躍しました。
廃車翌年から札幌の農試公園で静態保存されているようです。

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D51 11 -明かり窓あり

D51 11 -スノープロウ

D51 11 -ATS発電機まわり

D51 64のディテールアップをする前に見ておきたかったです。D51 11は密閉キャブですが非常に参考になります。模型工作する前に、実物を見るのはやはり良いですね。スノープロウの形がちょっと変わっています。両サイトの真ん中で折れています。また、この機は、丸いキャブの明かり窓があるタイプでした。北海道のD51はこれが無い機種が多いので、ここもD51 64の工作の時はどうしようか悩んだポイントでした。今まだ窓は元のまま丸窓を残しているのですが、多分D51 64号機は無いタイプなので、そのうち埋める加工をしようと思っています。

昔の写真からは分かりにくいですが実物を見るとこういう細かなところも分かりやすいです。

今度は子供たちを連れて会いに来たいと思います。