先日完成したキハ21です。
少しだけ手を加えました。
1つは高さがありすぎ、線路スレスレまであった水タンクの上側を削り、大きさを修正しました。
床下機器についても気にはなっているところですが、これはまだ良しとしておいてます。
もう1つは、両妻面のステップと放送コード(放送用のジャンパ栓KE66)です。
テールライトの横、タイフォンの右側に付いているステップとコードです。キハ22と同じように、
パーツの切れ端をカットしてステップ風に作り接着しています。ジャンパ線(コード)は真鍮線0.3mmをボディに穴開けして差込み、接着しています。栓受は小さすぎて表現が難しいので省略しています。
ところで、TOMIXのキハ22はハイグレードと銘打っているのに、この放送用のジャンパ栓受とこの上のステップの表現が無いのはどうしてなのだろう、と疑問に思っていました。一般用気動車に放送装置が取付けられるようになったのは1960年頃からのようですね。キハ21も22も、製造当初は付いておらず追加改造工事により取り付けられたものなのでしょう。
ここから少し、後日追記したものです。実は上の写真までは、トイレ窓がある側の側面右側のATS標記の位置が間違っています。なぜかキハ21は、4つのATS標記のうちこの1つだけが、乗務員扉の後ろについていました。気が付かず、全部乗務員扉の前に貼っていましたが、修正しました。また、トイレ窓に裏側から白いシールを貼って、白くしています。実車はすりガラスのものと白のものがあるようですが、函館区のキハ21は白が多いようでした。
↑キハ21、前と後ろのATS標記の場所の違い(トイレ窓のある側)
保存車が1台も残っていないキハ21のディテールは限られた過去の写真からだけしか追う事ができず、また、キハ21はほとんど北海道の車輛だったためなのか、写真も少ないですね。札幌近郊のキハ21の写真は割と見つけられたのですが、函館所属のものや長万部所属のキハ21の写真はあまり見つけることができませんでした。
完成品の大手メーカーの模型ではキハ21は出ていませんが、是非、製作していただきたいものです。
キハ21とキハ22を繋げてみました。江差・松前線や瀬棚線で見られた普通列車のイメージです。
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