Antiquity in my Closet

我が子と近所に保存してある機関車をみていたら、幼少の頃父に買ってもらった鉄道模型を思い出し、40過ぎから模型工作を始めてみました。「鉄ちゃん」のイメージから、なんとなく家族には言えず、押入れの中にひっそりと・・・幼少のころ父とみた古の機関車の記憶。

キハ22 TOMIX の加工(函館区所属のキハ22)

 長らくブログ上では放置していたキハ22ですが、キハ21の製作の陰でちょこまかと加工をしていました。新品時と良くも悪くもだいぶ印象が変わったので紹介します。

キハ22 -91 函館所属-5

キハ22は車番を91にしました。キハ22 91は、1960年10月に富士重工で製造され、苗穂に配属されました。その後1968年~1970年くらいに函館に移ってきたようです。1984年の廃車まで函館に所属し、江差松前線、瀬棚線などを走っていたようです。キハ22 91にしたのは、函館区にその頃所属していたものの中で写真が数点あったことと、RLFのインレタに掲載された車番だったからです。廃車の年をみると製作したキハ21 4と同じ時期。奇遇ですね。良い選択でした。

さて、TOMIXのキハ22ですが、さすがハイグレード仕様で、申し分ない出来です。加工するのを躊躇してしまいます。本当に簡単な所だけ加工しました。

まずはタブレットキャッチャーです。
これはトレジャータウンのタブレットキャッチャーを付けました。マイクロエースのキハ22に付いているゴツイやつです。函館のキハ22はほとんどこれだったみたいですね。そして、タブレット防護網も函館仕様の網のものをつけてみました。キハ21と同様、0.5mmメッシュのエッチングプレートをカットして取り付けました。窓を外してからです。

キハ22 函館所属 タブレット周り

正面の片側にエアホースを付けました。KATOのASSYパーツでキハ58用のジャンパ栓付きエアホースです。ホース部もクリーム色なので黒で塗ります。しかしこのパーツ、すぐに色が剥がれてしまいます。なにかいい手は無いのだろうか・・・。

キハ22 -91 函館所属

両側の正面に放送用コードと小ステップを付けています。放送用コードは0.3㎜の真鍮線を用い、小ステップはエッチングパーツの枠を小さく切って作りました。ちょっと雑さが出てしまいました。

TOMIOX キハ22 91 函館所属-2

片側の屋根のコの字ステップも真鍮線0.3㎜で作って付けました。本当は全部のコの字ステップを真鍮線に置き換えればよいのですが、ちゃんとできるかどうか不安なので屋根だけにして他は諦めました。手すりなどもそのままです。

あとはインレタを貼ります。インレタはレボリューションファクトリーのものです。スケールなども精度よく、拡大しても字がきちんと印字されて読める、素晴らしい出来栄えのインレタです。しかし・・・。私の腕が原因で、キハ21と同様、キハ22も曲がったり一部欠けたりと・・・・。本当にへたくそで、嫌になります。雰囲気だけ出せた感じですが、拡大してはいけません。インレタを貼って、曲がっているところなどがあるのは承知していたのですが、やり直す気力がなくなり、そのままトップコートを吹いてしまいました。
もうやり直せません。
トップコートもキハ21と同じようにクレオスの水性プレミアムトップコート 半光沢のスプレー缶です。これ本当に吹きやすいですね。

キハ22 -91 函館所属-4

キハ22 -91 函館所属-2

他に床下の機器がないところを艶消し黒で塗っています。

 

 

キハ22 91 函館所属 -9

キハ22 -91 函館所属-3

そんなところでキハ22 91の完成です。先日作ったキハ21はトレーラー車なので、モーター車のこのキハ22と組んで走らせたいですね。
気動車シリーズはこの2台でしばらく終わりかな。この手の車両の加工には課題は色々あるのですが、やはりインレタ貼りをもっと上手になる必要があると感じました。 

  ↓過去のキハ22の記事です。

antiquity-closet.hatenablog.com