Antiquity in my Closet

我が子と近所に保存してある機関車をみていたら、幼少の頃父に買ってもらった鉄道模型を思い出し、40過ぎから模型工作を始めてみました。「鉄ちゃん」のイメージから、なんとなく家族には言えず、押入れの中にひっそりと・・・幼少のころ父とみた古の機関車の記憶。

D51 320号機の現役当時を模索

D51 320号機。

D51 320 蒸気機関車

D51320号機は、1939年日立製作所笠戸工場で製造されました。配置当初から北海道で使用され、函館、五稜郭と転属したのち1950年から1970年まで長万部機関区に所属していました。その後小樽築港を経て1976年追分機関区で廃車となりました。廃車後は追分町鉄道記念館(現安平町鉄道資料館)で静態保存されており、2019年6月中旬には道の駅安平D51ステーションに移設予定とのことです。
私がモデルとしたのは、保存蒸気機関車としてのD51 320号機ではなく、長万部機関区所属の現役当時の姿です。
ベースはKATOのD51北海道形(KATOのD51北海道形はD51 320号機のナンバープレートを選べます。)です。

D51 320 蒸気機関車-Side

当時の写真を探してみたところ、どうやら長万部機関区所属の1968年頃は、デフの点検窓に蓋が付いていたようです。他の長万部所属のD51も同じように蓋が付いていた模様。

D51の点検窓蓋
KATOD51北海道形

完成度の高いKATOのD51北海道形のデフにあえて蓋を付ける加工をすると、私の技術ではおそらく宜しくない結果が想定されましたので、やらないほうが良いのでは・・・と思いましたが、その頃の再現を優先したい思いは譲れず・・・やってみました。0.3mmのプラ板を点検窓の形に切り、嵌め込みました。ヒンジの部分はシールをものすごく小さく切り貼ってます。結果は良くも悪くも写真の通り。

D51320 蒸気機関車 前面
D51320 蒸気機関車 上から

D51 320 蒸気機関車 側面

上記以外ほとんど未加工です。他にも加工したいところはありますので、それはまた今度。
D51は道内に居た機関車だけでも色々な形(ナメクジであったりギ―スルー煙突であったり戦時型であったり)があるので面白いですね。 

KATO Nゲージ D51 北海道形 2016-3 鉄道模型 蒸気機関車

KATO Nゲージ D51 北海道形 2016-3 鉄道模型 蒸気機関車