Antiquity in my Closet

我が子と近所に保存してある機関車をみていたら、幼少の頃父に買ってもらった鉄道模型を思い出し、40過ぎから模型工作を始めてみました。「鉄ちゃん」のイメージから、なんとなく家族には言えず、押入れの中にひっそりと・・・幼少のころ父とみた古の機関車の記憶。

D51戦時型 ディテールアップ計画

先日、マイクロエースD51戦時型 1002号機をお譲りいただきました。程度は並とのことですが、色々と手を加えるベースなので、問題は全くありません。

マイクロエース D51戦時型1002-3

マイクロエース D51戦時型1002-1

マイクロエースD51ということで、先に加工したD51 64と同様に車高が高く独特のスタイルです。KATOのD51 320と比べると、失礼ながらに出来は雲泥の差です。

マイクロエース D51戦時型1002-4
マイクロエース D51戦時型1002-5


マイクロエース D51戦時型1002-3

これを道内機仕様に加工していきます。残念ながらD51 1002は北海道には来ていない機番です。今回、目指す対象はD51 1017号機です。この機関車はD51戦時型の特徴であるカマボコ型ドームです。SL末期の1966年に道内に転属してきた機関車ですが、キャブの密閉などはされませんでした。
主に五稜郭機関区に居たようですが、その後長万部機関区を経て岩見沢に移り、1973年廃車になりました。
D51 320やD51 64とともに蒸気機関車晩年の函館本線を走っていた釜です。

密閉キャブのものは好きなのですが、KATOのD51 320と比べると違いが露骨に表れてしまいますので、開放キャブのものを選びました。

除煙板(デフ)の形状が独特で、切り詰めですが、折り曲げがなく点検口が狭い形状です。このデフの形と同じ形のパーツは、銀河モデルやレボリューションファクトリーなどでは扱いがないので、どうしたものか。また、この機番のナンバーはパーツでは出ていません。

他の箇所は大体他の道内機のD51を踏襲している感じです。

資料は少ないのですが、これから色々と試行錯誤しながら、D51 1017号機を作っていこうと思います。