D51 320です。先週、公式側の速度検出装置を取り付けましたが、今度は逆側・非公式側のタコメーター用の速度検出計の配管を施しました。
前から見ると、前のままのD51 320ですが、今回は非公式側キャブの前から給水ポンプ下あたりを見ると・・・。
これがタコメーター用の速度検出計とその配管です。
蒸気機関車の時代末期の道内のD51に標準的につけられていた装置のようです。保存機では取り外されたりしていることが多いですが、道内で末期まで活躍した機番のものには大体その痕跡を見ることができます。D51 320は現在でもしっかり確認できます。
給水ポンプ下に検出器があり、ランボードを経由して、キャブ、助手席まで伸びる配管があります。
ランボードまでは太目の配管が、真直ぐではなく曲がりながら施されています。ランボードからは極細の配管がキャブ内まで引き込まれていますが、キャブに入る手前のキャブ側面から細いステーが取り付けられ配管はそこにボルトで固定されているようです。
これを真鍮線で表現します。
ランボード下の太い配管を0.4mmで、ランボード上~キャブまでを0.2㎜で、それぞれ製作し、取り付けました。
検出器は黒の配線のゴムカバーがあったので、それを輪切りにして真鍮線に接着しました。
真鍮線の太さが変わるところには、ジョイントのようなものがありますので、それはプラの破片を入れ、また、上方の細い配管の途中にはランボード上のステーからリングを通しているので、これはパーツの枠板の切れ端と割ピンで作りました。
このランボード上のステー。参考にしたD51 320実機の写真ではステーが分かりづらく、ボイラーからリングが出ているように見えたため、初めは勘違いしてボイラーに穴を開け、割ピンを挿してしまいました。
その後、違う機番の写真でランボードにステーが出ている事が分かり、D51 320の写真をよく見ると同じステーがあったので、そのように修正しました。おかげでボイラーに穴をあけてしまい、そのあたりが汚くなってしまったのが残念です。
D51 320号機の加工、少しづつまだ続きます。
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